2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ニンテンドーDSのメディア化

この1週間くらいのニュースをみて。 ニンテンドーDSが、2000万台という異例の普及をした。 そして、携帯電話には及ばないけれど6人に1人が持つという状況から、ゲーム機としての役割に加えて、メディアとしての役割が出てきつつあると感じた。

再販制度に守られているのは作家?

前回のエントリ(出版社は販売リスクを負うメーカーだ - Obra de Sobra よしなしごと)のつづき。 再販制度で利益を得るのは作家なのでは?と思った。

出版社は販売リスクを負うメーカーだ

再販売価格維持制度が、再三問題になっては業界のロビー活動によって立ち消えするということを繰り返してきた。 基本的には、再販売価格維持制度は消費者の敵であり、時代にそぐわず改善(というか撤廃)すべき制度であるという論調が多数を占める。しかし、…

深夜アニメビジネスこんなのムリかな?(2)原作の売上増加を製作収益に含める

深夜アニメビジネス、こんな風に変えられないか?と思いついたことを、思いついたままに書いてみる。2回目。 アニメは原作付きのものが圧倒的に多いが、その原作の売上増加分をアニメ製作プロジェクトの収益に計上できないか。

深夜アニメビジネスこんなのムリかな?(1)半クールアニメ

深夜アニメビジネス、こんな風に変えられないか?と思いついたことを、思いついたままに書いてみる。 半クールアニメ。 1クール13話というフォーマットではなく、6話程度にできないか。

テレビドラマの収益チャネル(日本、アメリカ、韓国)

この前、韓国のテレビドラマを製作する人の講演を聴いた。 テレビドラマの番組流通について、日本より進んでるなと感じたので、日本、韓国プラスアメリカでどうなっているのかを簡単に調べて比較してみた。 日本のテレビドラマの利用効率の低さが目立つ。

なぜ、アメリカではマニア向けアニメDVDが安いのか

なぜ、アメリカでのマニア向けアニメの価格は、日本の価格に比べて安いのかを考えてみた。 一つは、元々アメリカではDVDが売れる市場であり、それに応じて価格も低めに設定されていること。 もう一つは、マニア向けアニメを、マニアだけでなく一般の若者に対…

大相撲の組織形態

今日(2007.11.7)のクローズアップ現代にて、新人力士の死亡問題に関連して。 大相撲の組織形態の問題点がテーマとなっていた。 大相撲協会と、各部屋の関係について。 各部屋の独立性が非常に強いということだった。 大相撲協会は大相撲の興行などによる収入…

バンブーブレード製作委員会のCM

アニメ『バンブーブレード』にて。 バンブーブレードパートナーズ(=製作委員会)による30秒CMが流れている。「ふぁんふ〜ふふぇ〜ふぉ バンブーブレード」という題名で、バンブーブレードのキャラクターをつかったちょっとしたパロディというかギャグっぽ…

音楽のP2Pダウンロードに関する「らばQ」の釣り記事と、相関関係と因果関係の混同

らばQというサイトで、音楽のP2Pダウンロードが増えるとCD購入数が増えるので、P2Pによる音楽の頒布をしたほうが良い、という記事が掲載された。 しかし、元の論文を見れば、ひと言もそんなことは書いていない。 反論記事はいくつあっても良いだろうというこ…

『アニメビジネスがわかる』におけるビデオグラム市場(グロス)の修正を試みる

『アニメビジネスがわかる』で推計されているアニメ産業の市場において、ビデオグラム市場がすべてセル市場という前提で推定がなされていた。 この本の中では、ビデオグラム市場をすべて販売用とみなしており、レンタルに関する記述が一切なかった。しかし、…

アメリカのDVDがなぜ安いのかを考えてみる

アメリカではDVDが安く、日本では高い。 ハリウッド映画をみても、アメリカでは20ドル(1ドル115円として2300円)に対して日本では3000円。 アニメはもっと違う。日本では3話5000円ほどするが、アメリカでは4話30ドル(3600円)ほどで、その後シリーズ全てが…