エイベックスとドコモが携帯での動画サービス会社を設立


エイベックスがドコモと組んで、携帯電話での動画サービス会社を設立するというニュース。


“テレビ的でない”動画ビジネスを携帯で ドコモとエイベックス、月額315円で見放題「BeeTV」 - ITmedia NEWS

携帯電話向けオリジナル番組で、新たなビジネスモデルを――NTTドコモとエイベックスエンタテインメントが共同出資するエイベックス通信放送は、人気タレントが出演する番組をiモード向けに配信する「BeeTV」(ビーティービー)を5月1日に始める。

 “iモード専用放送局”という位置付けで、オリジナル番組をダウンロード配信。小西まなみさん主演のドラマや和田アキ子さんのトーク番組、さまぁ〜ずお笑い番組など約20番組が、月額315円で見放題になる。

 それぞれ数分〜10分程度の長さで、バストアップシーンを多用するなど携帯電話で見やすいよう編集。番組の人気度などに応じて月額利用料の一部を印税として制作者やキャストに配分するほか、テレビ放送やDVD化などコンテンツの2次利用からも収益を得る計画だ。

 ドコモの動画ダウンロード配信サービス「10Mバイトiモーション」対応機種専用で、パケット定額サービスへの加入が必須。配信は一定期間後に終了するが、その後は1話50円で追加購入できる。

 月額会費からの収入の一部は、制作スタッフや出演者に印税として分配。キャリア手数料を除いた総売り上げの11%を上限に、番組の視聴占有率(各番組の視聴回数/全番組の視聴回数)に応じて分配する。

 番組の版権はエイベックス通信放送保有し、テレビ放送やPC向けネット配信、DVD化、書籍化、ゲーム化など、マルチメディアに展開する計画。マルチメディア展開からの収益も、売り上げの11%を上限に印税として分配し、新たな番組制作の原資にしてもらう。

 新会社は4月10日設立で、資本金と資本準備金の合計は70億円。エイベックス・エンタテインメントが70%を、残りをドコモが出資している。会長はエイベックスの松浦勝人社長、社長は同社の千葉龍平副社長が務める。

 「20年間の間に音楽はパーソナル化した。映像の世界にもパーソナル化は必ず来る。誰もが100%満足できる映像コンテンツを作りたい」――4月1日に開かれた発表会見で、松浦会長はこう意気込みを語った。

 初年度77万会員獲得を目指す。2012年3月期末には346万会員を獲得し、同期に黒字化する計画だ。


インターネットの世界でも、gyaoやらyahoo動画やらががんばろうとしている動画配信サービス。
テレビを脅かすほどまで飛躍できない一つの要因が、テレビに対抗できるようなオリジナルの作品を制作できないことにあった。バラエティやドラマを作ろうとしても出演するのは知らない人ばかりではなかなか見てもらえない。
普段テレビで見かけるような人が出演する番組を制作できるならば、成功する可能性は十分にある。
ベンチャーやテレビとは無縁のネット企業ではなく、エイベックスが事業を行えばできるということかもしれない。記事中には和田アキ子、さまぁ〜ず、小西まなみ等テレビで名の知られた名前が並んでおり、さらに広げられればおもしろいことになりそう。