アニメのテレビ・ネット同時放送・配信

コンテンツビジネス アニメ

GDHのプレスリリースより。
4月から放送の『ドルアーガの塔』をテレビとネットで同時に提供するという話。



http://www.gdh.co.jp/news/20080310.html

GDH、新作アニメーション「ドルアーガの塔」を
地上波放送・国内ブロードバンド放送で同日同時刻に放送

リアルタイムで全国エリア視聴を可能に
2008.03.10
株式会社GDH（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：石川真一郎、証券コード：東証マザーズ3755、以下GDH）は、この度、グループ会社株式会社ゴンゾ（本社：東京都練馬区、代表取締役社長：藤田純二、以下GONZO）が制作する新作アニメーション「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」を地上波放送と国内ブロードバンド放送において、同日同時刻に放送することが決定したことを発表いたしました。

「ドルアーガの塔」は1984年に株式会社ナムコ（現、株式会社バンダイナムコゲームス）より、アーケードゲームとして発表され、当時のゲームファンの間で爆発的な人気となったアクションRPGゲームです。GDHグループは、「ドルアーガの塔」をGONZOがTVアニメーションとして、株式会社ゴンゾロッソ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：守屋秀樹）がオンラインゲームとしてリメイクし、異なるプラットフォームで展開するプロジェクトを推進しております。

近年のインターネットやデジタル放送等に見られるメディアの拡大と多様化に伴い、映像コンテンツの視聴形態や視聴者のニーズも多様化してきております。アニメーション「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」を地上波放送と国内ブロードバンド放送の異なる放送媒体で、同日同時刻に放送する今回の取り組みは、相互の媒体を利用することにより、番組プロモーションの相乗効果を高め、視聴機会の拡大と多様なニーズに応える一方、昨今問題視されている、違法コピーに挙げられる著作権侵害の防止に寄与するものと期待しております。

具体的な放送方法は、4月4日（金）の第1回放送を深夜25：15〜、地上波放送はテレビ神奈川で、ブロードバンド放送は株式会社USEN（本社：東京都港区、代表取締役社長：宇野康秀）が運営する、全番組を完全無料で視聴できるブロードバンド放送「GyaO（ギャオ）」（http://www.gyao.jp/）で同時に放送いたします。また、3月10日（月）より「GyaO」にてGONZOの過去作品6タイトルの第1話視聴キャンペーン「the History of GONZO」(*)を実施いたします。

GDHは今後も、新たな映像配信の手法を積極的に試行、採用し、あらゆる視聴者のニーズに対応することで、映像ビジネスの一層の活性化を図ってまいります。

(*)「the History of GONZO」は3月10日（月）正午12:00から視聴可能となります。

「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」について：
神もいない。悪魔もいない。
英雄も奇跡も見たことない。
残ったのは、
塔というシステムだけ・・・
嘗て、ドルアーガの塔を彩った勇者ギルと巫女カイの物語が
伝説として伝承された80年後の世界．．．．．．。
崩壊したドルアーガの塔は、
直径1.5キロ、高さ数千メートルの
都市をも内包する超巨大な姿で蘇っていた．．．．．．。

｢ドルアーガの塔｣公式サイト
アニメーション「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」：http://www.druaga-anime.com/
オンラインゲーム「ドルアーガの塔〜the Recovery of BABYLIM〜」：http://druaga-mmo.com/

放送日程： テレビ神奈川 4月4日（金） 以降、毎週金曜25：15〜
チバテレビ 4月10日（木） 以降、毎週木曜25：00〜
テレビ埼玉 4月9日（水） 以降、毎週水曜26：00〜
東京MXテレビ 4月8日（火） 以降、毎週火曜26：00〜
KBS京都 4月10日（木） 以降、毎週木曜26：00〜
サンテレビ 4月4日（金） 以降、毎週金曜26：10〜
三重テレビ 4月9日（水） 以降、毎週水曜27：00〜
岐阜放送 4月10日（木） 以降、毎週木曜25：45〜
テレビ北海道 4月4日（金） 以降、毎週金曜26：30〜
TVQ九州放送 4月8日（火） 以降、毎週火曜27：53〜
BS日テレ 4月9日（水） 以降、毎週水曜25：30〜
GyaO 4月4日（金） 以降、毎週金曜25：15〜
GyaOアニメチャンネル：http://www.gyao.jp/anime/

※放送局、放送日時は予告なく変更になる場合が御座います。

株式会社GDHについて：
GDHは、グループ会社が制作するファン向けアニメーションブランドであるGONZOを中心として、アニメーションビジネスを主体的に手がけている日本の事業会社で、2000年2月に設立されました。グループ企業の経営戦略全般を統括し、グローバルな作品やコンテンツへの投資、作品ライセンス管理、海外への番販等を行っており、世界的に評価が高い日本のアニメ文化を積極的に国内外で展開している、コンテンツビジネスにおけるリーディング企業です。詳細につきましては、www.gdh.co.jpをご覧ください。またGONZO作品については以下サイトをご参照ください。http://www.gonzo.co.jp
GDHグループは、株式会社GDHをはじめとし、株式会社ゴンゾロッソ、株式会社ゴンゾ、株式会社フューチャービジョンミュージック、株式会社ゴンジーノ、株式会社GDHキャピタル、株式会社GK Entertainmentなどがあります。

＃ ＃　文中の会社名及びサービス名は、各社の商標または登録商標です。　＃ ＃


ついに来たなあという印象。


去年、Gyaoのみの配信で26話やったアニメが話題不足で不発に終わってしまったという印象だったので。まだまだ地上波放送は必要なんだろうと思う。
しかしながら、地上波放送全てが終わった段階では、初放送から2週間がたつなどネットでの集客力はかなり落ちる（すでに動画共有サイトでアップロードされるなどの影響もある）という状況だった。
それを、地上波初放送時に同時にネット配信を行うことで解消しようという試み。


遅れて放送するテレビ局にとってのマイナス面が大きいために敬遠されていたのだろうが、全国カバーによる集客力という点でネットが地方局を凌駕しうるという判断になったのだろう。
なんとなく、角川のほうが先かなあと思っていたら。GDHでした。


これがそこそこの成功を収めれば、一つの流れとして定着するでしょうか。