ライブエンタテインメントの市場規模

ぴあ株式会社

2006年のライブ・エンタテインメント5ジャンルの市場規模は1兆1,405億円と推計されます。2001年以降1兆1,000億円台をほぼ横這いで推移しており、2006年は対前年比3.2%の増加となりました。ジャンル別に2006年の特徴をみていくと、市場規模については、5ジャンル全てで前年を上回っています。また動員数については、スポーツを除く4ジャンルで好調に推移し、2006年は2年ぶりに、5ジャンル合計で3億4,000万人台を回復する結果となりました。

音楽:動員数2,435万人(対前年比1.7%増)、市場規模1,518 億円(対前年比6.2%増)

ステージ:動員数1,821 万人(対前年比1.1%増)、市場規模1,221 億円(対前年比3.0%増)

映画:動員数1億6,459 万人(対前年比2.6%増)、市場規模2,029 億円(対前年比2.4%増)

スポーツ:動員数2,579万人(対前年比0.2%減)、市場規模978億円(対前年比2.5%増)

遊園地/テーマパーク:動員数1億1,038 万人(対前年比1.2%増)、市場規模5,660億円(対前年比2.9%増)


こういう数字ははじめて見た。
遊園地は別格としても(ディズニーランドだけで年間1000万人×5000円=500億円だし)、それ以外のライブエンタテインメントが、映画よりも少ないのは意外な感じもする。


人数を見ると、音楽、ステージ、スポーツは2500万人以下で、国民の4人に1人しか参加していない計算になる。どれも好きな人が何度も行くようなものなので、実質的には数百万人程度を相手にする商売ということなんだろう。
それを考えると、遊園地や映画はもう少し広い客層がターゲットになっているといえようか。感覚的にも、デートの選択肢に含まれるのはその二つで、残り三つはよほど趣味が合わなければ一緒には出かけられないという感じはする。