近年の新作アニメ数

新作テレビアニメ放映本数は2006年が最大に? - ARTIFACT@ハテナ系

今年は2000年のような一時的な減少に過ぎないのだろうか、それともこれからまだ減っていくのか? DVDの売り上げを主目的にしたアニメは、DVD売り上げの減少によって、どんどん厳しくなっていくだろうから、まだまだ減るんじゃないかと予測。

年数 本数
1995年 37
1996年 36
1997年 39
1998年 69
1999年 68
2000年 52
2001年 76
2002年 82
2003年 93
2004年 108
2005年 98
2006年 155
2007年 127

(上の表も引用です)


今年、去年より少ないなと思って私も調べたことがある。
2004年からは、日本動画協会で数字*1が出ている。
日本動画協会のデータはおそらく会員(準会員も含む)企業が関わったものが掲載されているのだとおもう。なので、全く関わりのないところで製作された作品があった場合には数字に入っていない可能性はありそう。
それでも、Wikipediaよりは正確だろう。
「テレビアニメ」と表記のあるものだけを数えてみたら、以下のようになった。

- 2007 2006 2005 2004
1月 16 19 17 18
2月 6 4 3 4
3月 4 3 2 5
4月 46 59 32 44
5月 1 2 3 3
6月 3 3 4 5
7月 21 16 15 14
8月 0 3 1 4
9月 1 3 0 5
10月 31 44 30 37
11月 - 2 3 2
12月 - 1 4 0
合計 129 159 114 141

作品数だけで見ると、2003年まではid:kanoseさんのところのデータを見ると単調増加。(2000年のみ減少)
2004−2007年は2004,2006年が多くて翌年若干減少という経過をたどりつつも増加基調。
今年減ったと言っても、数としては2005年よりは増加しているわけで。隔年で多い少ないと言う年がありつつ増加していくという見方をすれば増加傾向からはずれてはいない。
来年2008年が、今年に比べて大幅に増えるのか(2006年より増えるのか)、それとも横ばい、はたまた減少するのかを見て、はじめて増加傾向に歯止めがかかったかどうかが判断できるんじゃなかろうか。


ついでに言えば、新作の数が増えたとしても2クールだった枠が1クールずつに分割されただけとかって可能性を考える必要があるので、全てを新作の数だけでは判断できない。


今年GAINAXBONESなど今まで映画作ってなかったところが映画作ってたり、プロダクションI.G.が映画を再びつくり始めたりしてるが。アニメ映画が増えると、テレビが減るとかってのはあるんだろうか?


業界内にいる人は、すでにどれだけの実現予定の企画があるかや、各企業が数を増やすのか減らすのかなどの動向からわかってらっしゃるのかもしれない。