バラエティ番組のCMの入れ方がスゴイ
昨晩、久しぶりにバラエティ番組を見た。
見たといっても後半の20分ほどで、それも料理しながら聞き流した程度だが。
徳光和夫が司会をしてる番組だが、タイトルはよくわからない。
子供が会いたいと、番組に依頼して、番組側が相手を探して、出演者が依頼を受けるかどうかを判断して、最終的に相手が会いに来てくれるかどうか、というのが内容らしかった。
内容としては、おそらく次のような流れだと思う。
1. 依頼者(子供)登場
2. 身の上話
3. 出演者(芸能人)の依頼について賛成・反対議論
4. 結果発表
5. 賛成により相手(父親)を探す
6. 相手をスタジオに招待
7. クライマックス(来てくれるか?)
8. 来てくれなかった。代わりに伝言あり。
最後の部分でのCMの入れ方があざとい。
相手を見つけました。スタジオに招待しました。来てくれるでしょうか?でCMへ。CM後、来てくれているかどうかが判明(来てくれていなかった)。で、父親から伝言を預かってますというアナウンスでまたCMへ。 その間、長く見積もっても2分くらい。最後、伝言とそれを聞いた依頼者の感想めいた内容で締め。
最後の10分が、2分CM、2分番組、2分CM、4分番組って感じだった。
テレビは広告収入が命で、番組の視聴率が良くてもCM時にザッピングによる視聴率暴落が起きては意味がないので、引きをよくしてその防止を図る必要がでてくる。この番組はそのザッピング対策をがんばっていると思った。
視聴者が一番知りたいところは、内容としては後半の結論部分が多いため、起・承・転あたりまではCMをあまり入れず番組内容をきっちり見せて、視聴者を引き込む。で、最後の引きの強い結論部分の手前でCMというのを連発する。ここでのCMは、CM後の番組部分が短くてチャンネルを変えると見逃す可能性が高いということで、視聴者をがっちり確保できるということなんだろう。
もうスゴイとしか言いようがない。
結構、極めたりってところまで来ていると感じたが、まだまだ変化(進化?)するのだろうか。