ゲゲゲの鬼太郎のオープニング土日興収

ゲゲゲの鬼太郎の実写映画のオープニング土日興収が出ていた。
蟲師があれだけこけたんだから、ゲゲゲの鬼太郎も同じでしょと思っていたら、すごい数字だ。

「ゲゲゲの鬼太郎」 新たなファン向け?: 映画コンサルタント日記

オープニング土日興収3.2億円。「妖怪大戦争」(最終興収20億円)対比175%。

「蟲師」オダギリ?原作?大友監督?: 映画コンサルタント日記

オープニング土日興収9500万円。オダギリジョーSHINOBI」(最終興収14億円)対比44%、大友克洋監督「スチームボーイ」(同11.6億円)対比61%。

映画の興行(劇場公開)の客足は、公開後の評価がとても高く、後に評判になったということがない限りはほとんど似たような減衰曲線をたどり、オープニング興収を比較すれば大体の結果の予想がつくようになっているらしい。

この時点でゲゲゲの鬼太郎は30億円前後になるだろうという予想となる。
蟲師がおそらく5−6億前後で興行を終了したのとは大違い。

マンガ原作の実写化で、見た目すでにマンガでの雰囲気は失われ別物のように見えることなども含め、似たような(といっては失礼かも知れないが)系統の映画だと思う。

何が違うって、おそらく内容よりもマーケティングなのだろう。
ファミリー向け、5月の大型連休、フジテレビによるプロモーションという形で、これだけの差をつけられるのというのはすごいなとおもう。
もちろん、広告宣伝の予算の桁が違うだろうが、蟲師がカンヌへ出品し芸術性の高い映画と言う印象を与えようとしたことに(賞を取れなかったために?)失敗したのとは対照的だ。