電通の仕事

電通の仕事

マスメディアは絶対に報道しない「電通」というオバケ代理店の暗躍 - 木走日記より。
電通の仕事の一例が、具体的に書いてある。

「東北地方のある温泉地の老舗旅館が客足が伸びないために、思い切って高額ではあるが東京キー局でCMを流すことを決めた。そこでCM制作を担当した「電通マン」は、その旅館に「ただのスポットCMを垂れ流すより、同じお金で芸能人を尋ねさせ、「温泉」につかり「食事」を堪能させる旅行番組を放映したほうが宣伝効果があると逆提案した。その提案に公告には素人の旅館側は飛びついた。ここからがそのやり手電通マンのすごいところだ。その地域の他の企業や団体をリサーチし、番組で芸能人にどこを回らしていけばいいかを企画し、その老舗旅館以外にも観光協会やいくつかのスポンサーを確保する。あわせて次になじみのTV局に旅番組の企画を提案する。その提案時には、なんと老舗旅館や観光協会などではなく、別に番組スポンサー(大手旅行代理店などいくつかのスポンサー)を用意していたのだ。TV局側では、電通が番組企画を提案したときには、すでに番組のスポンサー候補まで用意され番組のあらすじまで決まっていたのである。TV局側は電通のシナリオの通り芸能人を用意し、決められたレストランで食事をさせ、決められた宿で宿泊させるのである。この番組の制作を通じて、電通は老舗旅館とかの個別スポンサーにはTV局を通さずマージンを取得し、それとは別に大手スポンサーからの番組制作費を20%前後搾取したのである。この主の番組作りは残念ながら我が日経系列のテレビ東京が最も電通のカモになっているのだ。」

この仕事、凄い。とても価値の高い仕事をしていると感動を覚えた。
リンク先では、この例で電通は汚いという認識のようだが、私は逆の印象を持った。
これだけの仕事をしているのならば、20%の手数料もそれほど高価ではないのではないか、とすら思えてくる。

電通(広告代理店)の認識

電通は大手広告代理店。業界二位の倍以上のシェアを持ち独占的な地位を占めている。
広告代理店は、テレビを中心とした広告を主たる収益源とするマスメディアと広告主を結ぶエージェントとしての役割を果たすことで手数料を得るというビジネスを展開しているという認識を持っていた。
広告主が多種多様なのに対して、メディアは少数。メディア側は本業に忙しく多くの広告主と直接コンタクトを取ることは本業以外のところにコストをかけることになり効率が良くない。広告主も直接メディアとコンタクトを取るのは大変と言うことで、その仲介をする広告代理店という業種ができあがって来たのだと思う。

電通の仕事の凄さ

その広告代理店が、仲介を超えて企画・提案による大きな付加価値を忌みだしているという具体例が上記の引用内容だ。
一つの広告出稿依頼に対して、広告主にとってはスポットCM以上の効果を生み、広告主だけでなくその地域を一次的にでも活性化させ、テレビ局に一つの企画を売り、そして自社(電通)に入る手数料も数倍増と、規模を大きくしただけでなく誰にとっても利点があるような企画を作り出している。

広告代理店がテレビ番組の提案・企画をしているという話はよく聞くが、やはり具体的な話を聞くと凄い。