納豆売り切れ現象の原因

1月上旬から、全国のスーパーで納豆が品切れになるという現象がおきた。
(参照:テレビの力で納豆売り切れ - Obra de Sobra よしなしごと)
その引き金を引いたのが、健康番組「あるある大事典」だったのだが、その納豆についての放送で虚偽があったことが発覚した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070120-00000053-mai-soci

同テレビによると、(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造(5)被験者の血中のDHEA(ホルモンの一種)量検査のデータをねつ造、また、許可を得ずグラフを引用――していたことが分かった。

ニュースをはじめて目にしたとき、笑ってしまった。
こういった健康番組で、良い結果だけを見せたり、主張に沿った見方だけをしたり、誇張表現があるなんてことは今更言うまでもない。でも、ここまでウソで塗り固められる番組もあるとは思っていなかった。さすがに天下のテレビ局。人の想像のさらに上を行くようだ。
それも、全国で納豆が品切れなんて現象を作り出した放送界でそういったことが明るみに出るとは、なんとも皮肉なこと。