波紋を呼ぶ「女性は子供を産む機械」との厚生労働大臣の発言

ニュースの内容

産経ニュース
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070131k0000m010172000c.html
柳沢伯夫厚生労働相少子化対策についての講演の中で「女性は産む機械」と発言しました。発言の内容は、比喩であり、子供を産める適齢期の女性の数には限りがあることを、子供を産む装置・機械には限りがあると表現しています。そして、限りのある女性にがんばってもらわないといけないという趣旨の発言だったようです。
ただ、その比喩発言が問題となり、野党からだけでなく、与党からも辞任要求が出てきています。
なお、安倍首相は、柳沢厚生労働相が謝罪したこともあり辞任は必要ないとの判断をしています。

発言の裏側にある考え方が問題なのでは?

たとえ比喩だったにせよ、女性を機械だって発言が出てくる時点で頭の中でそういった考え方を持ってる証拠なわけです。
私たちの世代は、男女平等とか男女同権とか、男は仕事家事は女というのはおかしいって話をさんざんされながら育って来てるので(実際にどうなるかは別として)そういう考え方をする人のほうが少数派なんだと思います。おそらく、50代以上の世代ではいわゆる男尊女卑の考えが一般的で、30代以下の人とは考え方が根本的に異なるのではないでしょうか。
下記コラムにもそんなことが書いてありました。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070131_umukikai/
そんな考えを口にしてしまうほど古い世代の考え方の代表のような人厚生労働大臣についていたら、日本がこれからあるべき方針に狂いが生じるでしょう。そういう意味では、浮気だ不倫だなんてのよりは、よほど辞任要求に正当性がありますし、必要なことではないかと思います。