アニメの消費者をレストランの客にたとえてみる

Youtubeニコニコ動画の違法動画アップロードについて、アニメ製作プロデューサがぶっちゃけトークをしたらしい。
それに対して、2chやニコニコ大好きな人、その他の人も含め、すごくたくさん反応している。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1047553.html
はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`):アニメ製作者が、アニメの違法アップロード&ニワンゴに問題提起


プロデューサの方々は、Youtubeなどの動画をアップロードして不特定多数の人に見てもらえるというシステムは素晴らしいとしながらも、視聴者にアニメをアップロードする権利はない、「盗っ人猛々しい」と違法アップロードについては憤りを感じる旨を率直に述べている。


それに対して、以下のような反論(になってるのかな?)が出たりしている。
「DVDが売れないのはニコニコ動画のせいじゃなくて、つまらないからだ」
「DVD高すぎるのがそもそも間違ってる。安くしろよ。」
「安くしたら買ってやるよ」
「ニコニコ・Youtubeのおかげてみる人が増えてる。それがなければDVDなんて売れない」
「ニコニコには宣伝効果がある」


うーん。なかなか、どうして。
これを見ていて、ふと思いついた。


アニメの視聴者を、いくつかのグループに分けて、レストランの客と比較してみる。
1. テレビ(公式の無料ネット配信を含む)で見る人
2. DVDを購入する人
3. グッズを買う人
4. 有料配信を見る人・DVDレンタルなどで視聴する人
5. 違法アップロードのものを視聴する人
6. 海賊版を購入し視聴する人


レストランに対応させるとどんな感じだろうか。
1. テレビ(公式の無料ネット配信を含む)で見る人
店先の試食コーナーで試食してる人。お客様候補。


2. DVDを購入する人
優良顧客。ディナーコースを食べてくれる。ついでにお酒も飲んでくれる(=限定版購入)ことが多い。


3. グッズを買う人
お店の名前が入ったレトルト食品を買ってくれるお客様。


4. 有料配信を見る人・DVDレンタルなどで視聴する人
料金を低めに設定したランチを食べに来てくれるお客様。


5. 違法アップロードのものを視聴する人
店の食糧倉庫で、勝手に食糧を食べ散らかす乞食やネズミ。
もしかしたら、味を覚えて、いつかお金ができたときに正規のお客様に成長する・・・かも?


6. 海賊版を購入し視聴する人
偽物レストランで食事をする人。
本家と間違えて入ってしまったお客様候補もいれば、偽物とわかっていて食事をする人もいる。


ニコニコ動画見て、DVD安くしろーとか、タダじゃないなら見ないだけだよ、とかっていってる人は、お店の食糧倉庫でコックさんに「食ったなら金払え」とかって追い立てられて、「ふん、おまえの店の食材まずいんだよ。タダだから食べてやってるんだ」と言ってる感じかなあ。
二コニコ動画では、そのネズミたちが食糧倉庫で新たな美味しい食べ方を見つけ出してしまったという現象が起きている。コックさんもその点についてはきっと認めざるを得ない。食い散らかされてることにかわりはないけど。