ニコニコ動画でアニメを見るために

ニコニコ動画,投稿動画の権利保護と進むべき道の話 - WebLab.ota

アニメ業界関係者は,ニコニコ動画から本編映像を削除したり,アップロードされないよう骨を折るのも大事だけれど,ニコニコ市場内に本編映像を見ることのできるサイト(GyaOでも何でもいい)へのリンクを張る努力をするとか,ニコニコ動画のランキングにGyaOなどのサイトの本編映像(別に金をとるタイプの動画でも構わない)がランクインするようにするとか…ニコニコ動画を”使って行く”方向の努力も十分にやるべきだと思う.


なんとなく。思いついたことを書いてみる。深く考えたわけではないのでつっこみどころ満載になるだろう。


権利者側からすれば、その1歩は非常に大きな一歩に感じられるんじゃないかと思う。
ニコニコ市場で、権利者が公に配信サイト等へ誘導するといったことは、ニコニコ動画でのアニメアップロード行為について、黙認を超えて積極的に認めることになることを意味するからだ。


むしろ、そこについてはユーザやニコニコ動画側から権利者へ近づいていくほうが良いのではないだろうか?と思った。


ニコニコ動画のコアは、「疑似同期型コミュニケーション」だろう。そして、それを提供できるところも今のところニコニコ動画が唯一と言って良い。私たちユーザにとってその価値が十分高いものだと感じるのであれば、権利者から合法的にその権利を購入する術を考えてもいいのではなかろうか。


幸いなことに、ニコニコ動画の管理者さんは、とてもユーザとのコミュニケーションを大切にしてくれる人たちだ。
こちらからの提案についても耳を貸してくれる。
たとえば、アニメプレミアム会員とか称して毎月定額を集める、あるいは路上パフォーマンスにコインを入れるように事後的に良いと思った作品について幾ばくかの支払いを行うなどして、お金を集め、それを元手にアニメ作品をニコニコ動画で流す権利について交渉してもらうといった消費者側からの運動も可能なのではなかろうか?


ただ、その前にニコニコ動画自体の黒字化が必要だ。
また、正直な話、お金が足りないので助けてくださいというメッセージと共に始まったプレミアム会員をみても、月500円程度の金額なのに、300万人の会員中プレミアム会員は10万人未満と3%程度でしかなかったりすることからも、上記については実現性は薄いだろう。


下にメモとして載せたが、アマゾンのアフィリエイトニコニコ動画は年間4億円ほどの収入を得られるという話があった。どこかの時点で、ニコニコ動画の管理者側から、現在収支がどうなっていて消費者側からどれだけの協力があれば黒字化し安定したサービス提供ができるのかについて情報提供があればいいのにな、と思う。そして、それに対して消費者がどれだけの反応を見せられるかを試す場になればいいのに。


「アニメのDVD高すぎ。DVDが売れないのはつまんねーからだよ。いいからタダで見せろよ」としか言わない消費者に、権利者が目を向けてくれるはずもないのだ。
逆に、「払うときは払うんだぜ」という意思表示があれば、注目に値することになるだろう。

ニコニコ動画アフィリエイト収入

関連して、「おお!」と思ったのでメモ。
ニコニコ動画は毎日1680万円もの商品を売り上げている:情報インフラ24時 眠らないシステム:オルタナティブ・ブログ

先日、そのニコニコ市場の売上件数が、1日5600件に達したというニュースが流れました。
現在のニコニコ市場の売上件数上位100商品を見ると、5000円を超える高額商品が結構多いのに驚きます。 確かに1000円以下の商品も結構あるのですが、金額×売上件数を計算すると、 上位100位の平均単価は3000円に達しようというレベルでした。
仮に、この単価を全体に当てはめると、
5600件×3000円=1680万円!
日販1500万円と見做しても、月30日計算で4億5千万円!!

ニコニコ市場の発注商品の何割かは常時品切れで発送待ちのようですが、 amazonアフィリエイト収入は月発送数が7001個以上は売上の7%と規定されていますので、 実際には月収3150万円以上になると思われます。